成年後見は万能?
障害者のお子さんをお持ちのお母様むけのセミナーを行いました。
今は、お母さま方が毎日、精一杯、お子様の面倒をみながら、我が子の成長を見守っていらっしゃいますから、問題はありません。
しかし、将来、お母様方が病気になったり、もしものことがあった場合に我が子がどうなるのか、やはり心配になることはあります。
成年後見・未成年後見のポイントは以下のようになります。
ある意味、制度としてはキッチリしていて、お子さんの財産を守ることには適している側面があります。
しかし、以下のような課題もあります。
もっとも大事と思うのが、お子さんのことを我が子のように面倒を見てもらえるかということかもしれません。信頼できる方がいる場合は問題ありませんが、もしいない場合にはやはり不安が生じます。
実は、実務上課題になりそうなのが、多額の費用がかかるような場合に臨機応変に対応できないことがありうることです。いちいち、裁判所にお伺いをたてる必要があるのです。
そこで、これを解決するために家族信託を活用することも検討することをおすすめします。
家族信託のイメージは以下のようになります。
ここでは、専門家などが実際の事務を行うこともできますし、お互いに監視の目が行き届きます。
このように、複数の関係者を登場させることによってお互いに監視させ、臨機応変に事務処理が行われることが可能となってきます。
もちろん、各御家庭のご事情もあるでしょうから、様々なカスタマイズが必要になるかもしれません。
ぜひとも一度、ご相談ください。