たくさんの不動産がある場合はどうする?
お客さまの中に、たくさんの不動産をお持ちの方がいらっしゃいました。
ずっと、個人で管理されて守ってこられたわけですが、いざ、相続の準備をしようとすると、さて困ったことになります。
例えば、お子さんが3人いる場合を考えてみますと、誰にどの不動産を渡そうか、いっそ、すべて売却して現金を渡した方がいいのではないかなど、悩みはつきません。
この場合ですが、後世末代まで保護したい場合には、会社を作って不動産の所有権を会社に移すという方法がもっとも合理的といえます。
会社から、財産の管理をしている子供達に給与のような形で配分するのが望ましいといえるのです。もっとも、管理をほったらかしにする子供には給与は与えない形になるでしょう。
この会社の形式ですと、不動産が一度会社の所有になると会社のものですから、毎回の相続のたびに登記手続きをする必要がないのです。
ただし、所有を移転する方法はとても大事で、売買の形にするのか、贈与の形にするのかそれによって、不動産取得税や所得税も発生しますから、いろいろと検討する必要があります。
なお、お客様の例でははじめ信託で検討しましたが、その後の取得に係る諸経費を考えて最善の対策を税理士の先生とともに練ることになりました。
よい解決策がみつかりました。
同様の悩みを抱えていらっしゃるかた、お問い合わせお待ちいたしております。